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モノタロウ、水戸に物流拠点 茨城県内3カ所目 1日最大30万品目出荷 600人の雇用見込む

神事でくわ入れを行った田村咲耶社長=水戸市下野町
神事でくわ入れを行った田村咲耶社長=水戸市下野町


工具などのネット通販を手がけるMonotaRO(モノタロウ、本社大阪)は8日、茨城県水戸市下野町に建設する県内3カ所目の物流拠点「水戸ディストリビューションセンター(DC)」の起工式を開いた。最新の設備を導入し、生産性向上を目指す。稼働は2028年5月の予定。

水戸DCは、北関東自動車道茨城町西IC(インターチェンジ)から車で約5分の場所に建設する。投資額は約504億円。鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積は約7万4000平方メートル。災害に備え免震構造を採用、環境負荷軽減で太陽光発電も採り入れる。

大きな特長は、自動化設備の導入。1日当たり最大30万品目の出荷量が期待でき、17年に稼働した同県笠間市の物流拠点「笠間DC」の約3倍の出荷量にする考え。約600人の雇用を見込んでいるという。

田村咲耶社長は「人手不足の中、最新技術を駆使して新たなサービスをつくっていく」と述べた。参列した高橋靖水戸市長は「地域経済活性化とイメージアップにつながる」とあいさつした。

モノタロウは、工具や部品、文具などの間接資材約2400万点(24年)をネットストアで取り扱う。物流拠点は笠間DC、茨城中央サテライトセンター(SC、同県茨城町)、猪名川DC(兵庫県)がある。



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