「元気に育ってね」 常陸大宮・大賀小児童 久慈川でアユ稚魚放流 茨城

茨城県常陸大宮市立大賀小(同市小祝、生天目剛史校長)の4~6年生25人が9日、同市岩崎の久慈川でアユの稚魚を放流した。身近な自然の大切さを学ぼうと、6月1日のアユ釣り解禁を前に、毎年、久慈川漁業協同組合(高杉則行組合長)の放流事業に参加している。
この日は、子どもたちが同所の道の駅常陸大宮~かわプラザ~近くで、静岡県裾野市の内水面漁連鮎種苗センターで育てられた稚魚約20キロ2000匹を放した。
それぞれバケツに入れられた7、8センチ程度の稚魚を、子どもたちが次々に放流。アユは勢い良く跳ねて川底に消えていき、子どもたちは「元気に育ってね」と声をかけ見送った。
4年生の高子奨吾さんは「元気に楽しそうに泳いでいった」と喜んだ。環境美化も学ぼうと、放流後には河川敷の清掃にも取り組んだ。
6年生の浅川遥香さんは「アユが元気に育つ川の環境をずっときれいに保っていきたい」と話した。