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イグサ香る「あやめ笠」 潮来で制作最盛期 茨城

一つ一つ丁寧に「あやめ笠」を作る会員ら=潮来市辻
一つ一つ丁寧に「あやめ笠」を作る会員ら=潮来市辻


茨城県潮来市で23日~6月22日に行われる「水郷潮来あやめまつり」の開幕を控え、市シルバー人材センター(同市辻)で県伝統工芸品の「あやめ笠(がさ)」作りが最盛期を迎えている。

全て手作業で、イグサの束をかさ状に開いた後、最上部に「ぼっち」と呼ばれる突起を作り、一つ一つ編んでいく。女性会員8人で開幕までに直径40センチの大笠を20個、直径15センチの風鈴付き笠を250個制作する。

あやめ笠は古くから農作業時の日よけや雨よけなどに使われ、現在は、ろ舟の船頭や乗船客が着用。まつり会場の水郷潮来あやめ園(同市あやめ1丁目)で開幕日と期間中の水、土、日曜に販売している。

制作に10年以上にわたって携わる高橋トシ子さんは「イグサで作る笠は珍しく、香りも良い。お土産にぜひ、購入していただきたい」と話している。



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