次の記事:JR常磐線のり面に身元不明遺体 茨城・土浦 

茨城・常陸太田市長選 11日告示、新人3氏の争い

石川剛氏、藤田謙二氏、根本仁氏(左から)
石川剛氏、藤田謙二氏、根本仁氏(左から)


茨城県常陸太田市長選は11日、告示される。立候補を表明しているのはいずれも新人で元市議の石川剛氏(47)と藤田謙二氏(59)、根本仁氏(60)の3人。前回選挙戦となった2005年と同様に新人3氏による三つどもえ戦になる見込み。宮田達夫市長(71)は今期限りでの引退を明らかにしている。

石川氏は同市を中心に各種福祉事業所などを経営。22年7月の市議選で初当選し、昨年8月に市議を辞職。「福祉と経営の経験を未来の常陸太田に生かしたい」と主張。給食費の無償化や、地域の「稼ぐ力」を高める「地域商社」設立、常陸太田駅前のにぎわい創出などを掲げる。

藤田氏は市議会議長などを務めた市議4期の実績と国や県とのつながり、地域活動を通じて培ったネットワークを生かして「故郷の未来をつくっていく」とアピール。中学生の修学旅行費用の無償化や高齢者等帯状疱疹(ほうしん)ワクチン接種費用の無償化、ふるさと納税制度の拡充などを訴える。

根本氏は小中学校の教員を務め、22年の市議選で初当選し、今年3月31日付で辞職。「市民の目線を政治に」と市長選に挑む。公約に実証実験中の自動運転EV(電気自動車)バスの見直しやプロ招致用体育館建設事業の見直し、学校の特色を引き出す教育関連予算の確保などを挙げる。

同日告示される市議補選(欠員4)には、元職と新人計8人が立候補を予定。

投票は18日午前7時から午後6時まで市内52カ所で行われ、同8時から同市新宿町の同市立太田中学校体育館で開票される。

有権者は4万1335人(3月1日現在)。



最近の記事

茨城の求人情報