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茨城・常陸太田市長選告示 3新人争い 将来のまちづくり巡り舌戦

藤田謙二氏、石川剛氏、根本仁氏(左から届け出順)
藤田謙二氏、石川剛氏、根本仁氏(左から届け出順)


茨城県常陸太田市長選は11日告示され、いずれも無所属新人で、元市議の藤田謙二氏(59)、石川剛氏(47)、根本仁氏(60)の3人が立候補を届け出た。東部土地区画整理事業や市道0139号線の整備、新総合体育館建設の3大事業に、実証実験中の自動運転EV(電気自動車)バスの運行などを巡り、将来のまちづくりについて舌戦を繰り広げる。

藤田氏は午前10時に同市馬場町の選挙事務所前で出陣式。自民党県連の白田信夫幹事長や宮田達夫市長、西野一県議会議長らの応援を受け、「不安や不満、不信を安心、満足、信頼に変えることが市のリーダーの使命であり、行政の役割」と決意を述べた。

石川氏は午前10時半に同市山下町の後援会駐車場で出陣式。近隣市町の議員らが見守る中、「日本一の福祉のまちづくり」を掲げるとともに、「民間の経営手法も取り入れ、常識を変えていくことで市をつくっていきたい」と訴えた。

根本氏は午前10時に同市中城町の選挙事務所前で出陣式。市議時代同じ会派だった市議らが見守る中、「少子高齢化や人口減の課題を、皆さまと力を合わせ全力で取り組んでいく」と述べた。頑張ろう三唱で気勢を上げ、遊説に出発した。

市議補選(欠員4)も同日告示され、新人7人と元職1人の計8人が立候補を届け出た。

投票は18日午前7時から午後6時まで市内52カ所で行われ、午後8時から同市新宿町の同市立太田中学校体育館で即日開票される。10日現在の有権者は4万1248人。

■常陸太田市長選立候補者(届け出順)
藤田謙二(ふじたけんじ) 59 無新
【略歴】理美容業。市議会議長、常陸太田青年会議所理事長、太田小PTA会長。市議当選4回。中央理容専門学校卒。西三町
【公約】シティープロモーションの推進、ふるさと納税制度の拡充、中学生の修学旅行費用の無償化、長生き上手条例の制定

石川剛(いしかわつよし) 47 無新
【略歴】いばらきのケア社長、KODOMOめばえ社会長。[元]太田警察署協議会委員。明治大公共政策大学院修了。新宿町
【公約】あらゆる世代が幸せや豊かさを感じられるまち、民間的経営手法を取り入れた自治体、地域の強みを生かす振興

根本仁(ねもとひとし) 60 無新
【略歴】[元]水府中教頭、峰山中教頭、取手市立藤代小教頭。茨城大卒。金井町
【公約】自動運転EVバスの見直し、プロ招致用体育館建設事業の見直し、防災・減災に効果的な社会基盤の整備、ふるさと納税を活用した地域の活性化、文化振興の拠点の環境整備

年齢は投票日現在。略歴は、現職、元経歴、学歴、現住所



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