野外のフラ、来園者魅了 ひたちなかでフェス 茨城

茨城県ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園で11日、「ひたちなかフラフェスティバル」が開かれた。野外の「水のステージ」を会場に、市内や近隣のフラ教室から18団体・約700人が出演し、69演目を披露。青空の下、華やかな衣装の出演者たちの優雅なダンスが、行楽で訪れた多くの来園者たちを和ませた。
同フェスは、ひたちなかフラ協会と同市が主催し、5月の入園無料日に園と連携して毎年開催。この日はステージ周辺で「いばらき県央PRの日」イベントも催され、県央9市町村のグルメや特産品のブースも出店し、にぎわいを増した。
ステージは午前と午後の2部制で、第1部は32演目、第2部は37演目を公演。合間の昼に行われたセレモニーでは、同市の職員13人が「カネフラ」(男性フラ)を、同市と友好交流を結ぶ沖縄県石垣市の4人グループが八重山民謡を披露した。マスコットキャラクターがそろい、9市町村の観光PRも行われた。
水戸市のカピオラニフラスタジオに所属し、座礁船を探す物語を題材にした演目「フラ オ マキー」などで大人に交じって出演した福田優芽さん(14)は「屋外で踊るのが久しぶりだったので、とても楽しかった」と笑顔で話した。