奥久慈茶産地、新茶の手摘み始まる 茨城・大子

奥久慈茶の産地、茨城県大子町で新茶の収穫が始まり、同町左貫の高見園(高信修一代表)で15日、初日恒例の手摘み作業が行われた。
傾斜地に広がる約2ヘクタールの茶畑の一部で、高信代表や家族、お手伝いの約20人が朝から作業に追われた。
深い味わいを出すため、一定期間シートをかぶせる被覆栽培で育てた。各自で籠を持ち、まだ柔らかい黄緑色の新芽を手際よく、丁寧に摘み取った。一定量が集まると、加工が行われる作業場へと運んだ。
収穫作業は今後、刈り取り機も使い、今月いっぱい続く。高信さんは「奥久慈茶は葉の厚みとコクのあるおいしさが特徴。ぜひ新茶を味わってほしい」と話している。