音楽プロモーターと商店街リーダー 異色の2人、24日対談 茨城・水戸

宮崎恭一さん
宮崎恭一さん
竹脇元治さん
竹脇元治さん


米歌手のマドンナさんを日本に初めて呼んだ音楽プロモーターと、小劇団の役者経験がある商店街のリーダー。異色の2人の対談が24日午後3時から、茨城県水戸市南町2丁目の水戸証券ビル1階ホールで開かれる。2人は青少年期を共に水戸で過ごした70年来の親友。マドンナさん初来日公演の裏話や、上京してプロモーターになる前、水戸で手がけたレコード店、写植、タウン誌の仕事にまつわる秘話などを語り合う。

2人は、宮崎恭一さん(77)と竹脇元治さん(77)。プロモーターの宮崎さんは同県常陸大宮市出身で、水戸一高を卒業した。竹脇さんは老舗の竹脇鞄(かばん)店会長で、水戸市南町3丁目商店街振興組合の理事長を務める。

対談は、宮崎さんが50年にわたるプロモーター人生を振り返った著書「呼び屋一代 マドンナ・スティングを招聘した男」(講談社+α新書)を出版したことを記念し、茨城新聞みと・まち・情報館(水戸証券ビル1階)が企画した。

竹脇さんは、水戸市立五軒小に転校してきた宮崎さんの〝お世話係〟を務め、小6の時、一緒に水戸のいいところを伝える新聞を作ったという。「資金を集めて活版印刷の新聞を作り配るなんて、だれも考えなかった」と竹脇さん。「とにかく発想力がすごい」と、宮崎さんを評する。

宮崎さんは水戸時代、自身のレコード店やタウン誌を利用してチケットを販売、吉田拓郎さんら大物フォーク歌手のコンサートを次々成功させた。竹脇さんは「東京で勝負した方が、類いまれな才能が生かせる」と、宮崎さんの上京を後押ししたという。

対談イベントは、入場無料。定員70人。事前予約制(先着順)。申し込み、問い合わせはみと・まち・情報館(電)029(306)9500(平日午前10時~午後5時)。



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