龍ケ崎商業施設に2店 ヨーカドー閉店 新テナント決定 茨城

茨城県龍ケ崎市は15日、同市小柴5丁目の商業施設「サプラスクエア サプラ」について、イトーヨーカドー竜ケ崎店閉店後の新テナントが決まったと明らかにした。マミーマート(埼玉県)が展開する食品スーパー「生鮮市場TOP」と、ヤマダデンキ(群馬県)が運営する家電量販店が入る。同日の市議会臨時会で萩原勇市長が報告した。
イトーヨーカドー竜ケ崎店は1、2階の中心テナントだった。2月に閉店し、イトーヨーカドーは茨城県から全て撤退した。
市によると、4月にサプラスクエアの管理運営会社から、入居する店舗が決定したと連絡を受けた。1階の食品を販売していた区画に食品スーパーが入り、秋口にオープン予定。2階の区画は家電量販店が入り、9月下旬にオープン予定という。
また、同所にある「サプラスクエア パークサイド」も、1階の空きテナントに食品スーパー「ベルク」が入り、今月末のオープンを目指して準備が進められているとした。
イトーヨーカドー竜ケ崎店の閉店に伴い、同店を拠点として運行していた移動スーパーもなくなった。移動スーパーについて、市は補助制度を設け、新たな事業者と実施に向けた調整を進めていると説明した。
萩原市長は「イトーヨーカドーの閉店以降、ご不便をおかけし、心配の声も頂いてきたが、新たな店舗の誘致も進んでいる。引き続き、買い物環境の充実に向けた取り組みを進めていきたい」と述べた。