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茨城空港 韓国・清州定期便が就航 CEO「搭乗率上げ増便も」

定期便化を祝いテープカットする大井川和彦知事(中央)とエアロKの姜秉浩CEO(右から2人目)ら=小美玉市与沢
定期便化を祝いテープカットする大井川和彦知事(中央)とエアロKの姜秉浩CEO(右から2人目)ら=小美玉市与沢


茨城空港と韓国・清州を結ぶ同国の格安航空会社(LCC)・エアロKの定期便運航が15日、始まった。茨城県小美玉市与沢の同空港ターミナルビルで記念セレモニーが開かれ、大井川和彦知事ら関係者が出席し、テープカットして就航を祝った。同社の姜秉浩(カンビョンホ)最高経営責任者(CEO)は「県と連携してPRを強化し、搭乗率を上げて増便も考えていく」と意欲を示した。

定期便は火、木、土曜の週3便で、旅客機は180席。いずれも午後2時に清州を出発し、同4時5分に茨城着。その後、茨城を同5時に出て、同7時半に清州に着く。

この日、清州を出発した第1便は午後4時前に茨城空港に到着。同社の担当者によると、袋田の滝(大子町)や国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)など県内観光などを目的に110人が搭乗したという。

セレモニーで大井川知事は「韓国からの観光誘客に加え、経済や人材、文化交流など、さまざまな分野で両地域の関係を深めたい」と述べた。

姜CEOは「茨城は自然豊かで美しい地域。韓国の観光客に体験してもらえることはうれしい。定期便をさらに発展させる」と語った。式典後には搭乗率向上と増便への意欲を示し、同社が検討中の同空港と仁川(ソウル)を結ぶ路線の定期便化については「清州便を成功させた上で計画したい」とした。

清州便は、同社が昨年12月~今年3月に連続チャーター便を運航。ゴルフ利用を中心に訪日客を取り込むなど搭乗率が高く、再び連続チャーター便を4月19日~今月13日まで運航し、15日以降は定期便化することを決めた。

韓国定期便の就航は、19年9月まで運航していたイースター航空(同国)ソウル便以来、5年8カ月ぶり。同空港の国際線定期便は、清州便が加わり、台湾・台北と中国・上海の3路線となった。



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