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列車内 観客交え演劇 ひたちなか海浜鉄道 24、25日上演 茨城

稽古に臨む池上恵さん(右)ら出演者たち=東京都内
稽古に臨む池上恵さん(右)ら出演者たち=東京都内


ひたちなか海浜鉄道湊線(茨城県ひたちなか市)の列車内を舞台に観客が没入感を体験できるイマーシブ演劇「太陽の沈まない王国セントラーン」が24、25日に上演される。走行中の列車内と阿字ケ浦駅で保管されている車両でそれぞれ上演する。

演劇は2話構成。走行車内で演じる「二人の逃亡者たち」と阿字ケ浦駅の保管車両を舞台にした「欺瞞(ぎまん)の証言者たち」で各1時間程度、2日間で各7回公演する。

物語はセントラーンという架空の謎に包まれた国を追いかけながら、有名な政治家の死を推理する。

イマーシブ演劇は、観客自身が物語の登場人物になったかのような体験ができる。出演者が観客に話しかけ、観客の反応次第で結末も変化する。今回は、公演中に入手したアイテムに謎が隠されたり、団体のウェブページや登場人物の交流サイト(SNS)が実在したりする演出もある。

出演者の一人で、同県守谷市在住の俳優、池上恵さんは「旅行のように、演劇が茨城に来るきっかけになればいい。全国の地方鉄道でも展開したい」とPRしている。

料金は各回で異なり、2000~4200円。購入は専用サイト(https://t.livepocket.jp/t/centran_2025-05)。別途乗車料金(大人600円、小人300円)が必要。



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