泥だらけ、田植え体験 筑西・中小 茨城

茨城県筑西市立中小(同市中館、仲田郁夫校長)の5、6年生33人が20日、学校付近の田んぼで田植え体験に取り組んだ。コメ作りの過程を学び、食料や生産者への感謝の気持ちを育むことが狙い。児童らは泥だらけになりながら一生懸命手植えをした。
同校では地域ボランティアの協力の下、種まきから、田植え、稲刈りまでを行うのが恒例行事となっている。児童らはぬかるみに悪戦苦闘しながらも、和気あいあいと作業。ボランティアから「苗は4、5本ずつ」「指3本で根っこを持って」などと作業のコツを教わりながら、縄の目印に合わせて、約1000平方メートルの水田に丁寧に苗を植えた。
5年の塚越裕稀さん(10)は「楽しかった。だんだんコツがつかめた」、6年の金戸煌樹さん(11)は「お米のありがたみを感じた。この気持ちを忘れないようにしたい」と話した。