坂東の貸し自転車好評 市「マップ手に巡って」 茨城

茨城県坂東市長須の産業経済交流施設「坂東将門の里」でレンタサイクルが始まった。市は「サイクリングマップも作成した。自転車に乗って市内を巡ってもらえれば」と呼びかけている。
施設は農産物直売所と情報発信ブース、サイクルステーションからなる複合施設。地元農産物の販売のほか、休憩スペースやシャワー室なども備え、サイクリストの利用も想定している。情報発信ブースには市内を巡るサイクリングマップも置いてある。
レンタサイクルは、クロスバイク、シティサイクル、キッズバイクのほか、電動アシスト自転車(スポーツ、シティの2タイプ)の計13台を用意している。
利用料金は自転車の型によって異なり、利用時間は4時間以内と1日の2種類がある。4時間以内では、電動アシストスポーツ1200円、同シティ800円、クロスバイク600円、シティサイクル500円、キッズバイク300円(いずれも4時間超は1日扱い)。受け付けは午前9時から午後4時まで同施設。午後5時までに返却する。
施設は4月18日にオープンした。同市と千葉県野田市を結ぶ下総利根大橋近くの県道沿いにあり、これまでに約1万4000人超が利用している。地元農業者らでつくる管理組合が指定管理者として運営している。
管理組合の須賀正雄組合長は「朝取り野菜などを求めて多くの人に来ていただいている。物産販売のほか、サイクリストらにも利用され、サイクリングの拠点になれば」と話した。
木村敏文市長は「おかげさまでオープンから多くの人に利用していただいている。今後も組合と協力し、施設を盛り上げていきたい」と話した。