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《ROOTS 茨城人》テレビ東京アナウンサー 冨田有紀さん 「帰れる場所」原動力

インタビューに応じたテレビ東京アナウンサーの冨田有紀さん=東京都港区
インタビューに応じたテレビ東京アナウンサーの冨田有紀さん=東京都港区


テレビ東京の人気アナを輩出してきた長寿番組「ウイニング競馬」の司会は3年目に突入した。重責を担うが「『ミスが起きそうになっても絶対に私が守り切る』ぐらいの気持ち。楽しい」と笑顔で話す。

同番組は、いずれも現在フリーのアナウンサーとして活躍する鷲見玲奈さんや森香澄さんら人気と実力を備える先輩たちを輩出してきた。2023年4月、入社3年目にして司会に抜てきされた。競馬は「全くの未知の世界」だった。

司会として、レースに合せた時間調節が求められるほか、馬や騎手の名前、オッズや払い戻しの数字を次々に紹介する。膨大な情報を取り扱うが、一つのミスも許されない。

「緊張を感じた時に自分を守る盾は準備」と心得る。就任後、週2日は競馬のトレーニングセンターを訪れ、自ら取材。調教師らの著書は何冊も読んだ。放送日の夜は反省点を文字に起こし次への改善を図る。視聴者に楽しんでもらいたいからこそ準備を徹底する。

茨城県で自然に囲まれて育った。夏はウシガエルの鳴き声を聞きながら家族で夕飯を囲んだ。小学生の頃、テレビ局が主催するイベントに参加。「キラッとした感じ」に憧れを抱いた。

今は、当時毎週見ていたバラエティー番組の司会から報道番組の取材まで引っ張りだこだ。「冨田アナに任せて良かった」と思ってもらえるよう、一つ一つの仕事に向き合う。多忙だが、「最近はそれぞれの点が線になる瞬間があり面白い」と充実の日々を送る。

原動力は古里にある。今も高校時代の友人と県内でパフェを食べたり花火をしたりする。「帰れる場所があるから、伸び伸びと生活できる」。競馬場や交流サイト(SNS)で茨城県出身者から応援されることも多く、「地元からの応援は一段と心強く感じますね」。

■とみたゆき
1998年生まれ、27歳。茨城県出身。上智大外国語学部ドイツ語学科卒。2021年、テレビ東京入社。「おはスタ」などを担当。22年、バラエティー番組内で見せたユニークな空気感が「トミタイム」と話題に。目標は、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪に携わること。



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