日本鉄道警備保障 破産手続き開始 負債8500万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は23日、警備業者の日本鉄道警備保障(茨城県日立市)が水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は13日付。負債は約8500万円。
同社は2011年設立。鉄道線路のメンテナンスや踏切工事など、鉄道土木工事に伴う保安警備を手掛け、21年3月期には年売上高約7000万円を計上していた。
だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による受注減で資金繰りが悪化。警備業務の人材不足も深刻化し、得意先からの受注が難しくなったため事業の継続が困難と判断、24年5月ごろに事業を停止した。