夏の振り袖 お披露目会 装い新た、水戸梅大使 茨城

水戸の梅大使が9月まで着る夏の振り袖が出来上がり、茨城県水戸市柳町の竹隈市民センターで23日、梅大使6人によるお披露目会があった。薄黄色の爽やかな振り袖には、水戸の名所・水戸城二の丸の角櫓(すみやぐら)や弘道館のほか、梅やアジサイ、フジの花などがデザインされている。梅大使らは午前中から着付けの研修を受け、夕方には笑顔で写真撮影などに臨んだ。
6人は前身の「水戸の梅むすめ」から数えて63代目の梅大使。研修会は朝から夕方まで行われた。梅大使らは全日本きものコンサルタント協会の清水友子さんら講師3人の指導の下、着崩れしにくく簡単な着方を学んだ。夕方からは市の広報動画の撮影にも臨んだ。
同市松本町の保和苑周辺で来月7日に始まる「水戸のあじさいまつり」では、梅大使らが夏用の振り袖姿で来場者を出迎える。梅大使の一人で同市出身の大学生、山本美蘭さん(20)は「新しい振り袖は華やかで、気分が明るくなる。明るく爽やかな気分を届けたい」と笑顔を見せた。