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倒木影響の運転見合わせ17件 24年度 JR水戸、管理呼びかけ 茨城

水郡線
水郡線


JR東日本水戸支社は23日、同支社管内で2024年度に発生した倒木・倒竹による輸送障害(30分以上の運転見合わせ)が17件あったと発表した。鉄道用地外からの倒木・倒竹が近年増えてており、同支社は樹木の管理を呼びかけるリーフレットを作成。沿線自治体を通じて用地所有者などに周知を図る。同日の定例記者会見で明らかにした。下山貴史支社長は「適切な管理をお願いしたい」と呼びかけている。

倒木・倒竹は強風や降雪などの自然災害や、樹木の衰弱により発生する。線路内に樹木などが倒れると、列車との衝突で脱線や停電、信号トラブルなどの原因となる。倒木の撤去や復旧作業のため、運転再開に時間がかかる場合もある。

同支社によると、鉄道用地内外からの倒木・倒竹を合わせ、20年度9件(このうち用地外からが9件)、21年度13件(同12件)、22年度7件(同7件)、23年度24件(同22件)、24年度17件(同15件)だった。

特に山間部を走る水郡線沿線での倒木・倒竹の発生が多く、21年度は用地外からによるものが12件、24年度は7件発生した。昨年8月には同線の福島県内区間で、倒木との衝突により運転席のガラスが割れ、列車が運休したケースもあった。



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