大相撲夏場所 大の里 14連勝で千秋楽へ 全勝優勝に意欲

大相撲夏場所14日目は24日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、13日目に2場所連続優勝を決め、場所後の横綱昇進を確実にしている二所ノ関部屋(茨城県阿見町)の大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身=は、関脇大栄翔を押し出しで下し、初日からの連勝を自身最長の14に伸ばした。1場所14勝も自己最多勝ち星。大の里は「自分の相撲を取りきれるよう準備する」と初の全勝優勝に意欲を示した。
大の里は大栄翔の攻めに押されたが、素早い動きで体を入れ替え最後は力強く土俵の外に押し出した。
25日の千秋楽は全勝優勝をかけて横綱豊昇龍と対戦する。全勝優勝で昇進を決めれば2012年秋場所の日馬富士以来、全勝優勝は21年九州場所の照ノ富士以来となる。
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の推薦内規には「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とあり、2場所連続優勝で昇進を見送られた例はない。26日の横審を経て、28日の名古屋場所番付編成会議と臨時理事会で正式に昇進が決まる。
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