実習生 書道と弓道体験 茨城・神栖 波崎高生と文化交流

はさき漁業協同組合(才賀正紀組合長)が受け入れているインドネシアの技能実習生が22日、茨城県神栖市土合本町の県立波崎高(高橋秀樹校長)を訪れ、同校の書道部と弓道部の生徒と交流した。同世代間の多文化理解の場をつくろうと市が企画。4月に来日した18~20歳の実習生6人は楽しみながら日本文化を学んだ。
書道体験では、生徒による書道パフォーマンスを見学した後、「愛」「光」「風」など気に入った漢字を練習。弓道体験では通常の半分程度の位置に立ち、アドバイスをもらいながら的を狙った。
実習生によるインドネシアの武術「プンチャク・シラット」の披露も行われ、生徒らは切れのある演武に見入っていた。
参加したアプリヤントさん(20)は「書道と弓道は難しかったけれど面白かった」、アフマド・ジャヤンダさん(18)は「実習が始まる前に良い経験ができた」と笑顔で語った。書道部部長の伊井佑和(ゆわ)さん(17)は「書道という日本文化を知ってもらえてよかった」と声を弾ませた。
同漁協によると、実習生らは6月から船に乗り込み巻き網漁業の実習に励む。