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「96蒸気機関車」解体へ 高萩市が補正予算案 茨城

老朽化により解体・撤去が検討されている旧国鉄の9600形蒸気機関車=高萩市高浜町
老朽化により解体・撤去が検討されている旧国鉄の9600形蒸気機関車=高萩市高浜町


茨城県高萩市は30日、同市高浜町の高浜スポーツ広場に展示している旧国鉄の蒸気機関車(SL)「9600形」を、老朽化に伴い解体・撤去する方針と発表した。解体撤去に当たり、アスベストなどの化学分析調査を行う費用200万円を一般会計補正予算案に盛り込み、6月の市議会定例会に提出する。

SLは通称「96蒸気機関車」。量産される過程で初の純国産貨物SLとなった。展示車両は1915年9月に川崎造船所兵庫工場で製造された。主に東北、山陰地方を走る車両として使用されたが、国鉄近代化に伴う各線区の無煙化を受けて、71年10月に廃車となった。その後、72年4月に市と旧国鉄が無償貸借契約を結び、地域の教育資料などとして広く公開してきた。

設置以降は、国鉄OB有志による維持管理を目的とした団体「96を守る会」の協力を得ながら塗装や部分的な修繕を実施してきたものの、天井や床の抜け落ちが生じたため、数年前から周辺への立ち入りを禁止している。

状況を踏まえ、市はSLの所有者であるJR東日本と協議し、解体撤去を前提とした無償贈与を受けることを検討している。

6月議会で承認を得られれば調査を開始する。



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