13団体210点 力作一堂 8日まで連合美術展 茨城・水戸

茨城文化団体連合主催の第53回連合美術展が8日まで、茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれている。同連合加盟の美術団体で活動する作家たちの力作計210点が、美術団体や分野の枠を超えて一堂にそろい、来場者の目を楽しませている。
同展は1970年に始まった。審査がない「アンデパンダン方式」で、今回は日本画、洋画、彫刻、書、デザインの5分野13団体が参加。日本芸術院会員の彫刻家、能島征二さん(塊土社)をはじめ、ベテランから若手まで県内作家の自由で個性が光る作品を鑑賞できる。作風や対象の切り取り方の違いなど、各団体の特色を比較できるのも見どころの一つだ。
同県ひたちなか市から訪れた、自身も趣味で洋画を描くという女性(77)は「いろいろな種類の作品があってどれもすてき。繊細な作品ばかりで勉強になる」と感心していた。
午前9時半から午後5時(最終日は同3時まで)。入場無料。