学びにデジタル技術活用 水戸葵陵高 コース新設 専門家が監修、指導 茨城
水戸葵陵高(茨城県水戸市千波町)は本年度、デジタル技術を活用しながら探求的な学びを深める「デジタル エックス(DX)コース」を新設した。生成人工知能(AI)やプログラミングなど最新技術を学ぶとともに、社会問題を解決できる人材育成を目指す。専門家がプログラムを監修し、専門知識を持つ外部講師らが指導に当たる。現在1期生が授業をスタートさせており、同校は「デジタル変革に柔軟に対応できる人材を育てたい」としている。
DXコースは、情報通信技術(ICT)教育に詳しい小川哲哉茨城大名誉教授がカリキュラムを監修。最先端のデジタル技術に触れながら、文系理系を問わず、課題解決型の探究授業や教科横断型の授業を展開する。
生成AIを活用した知識の習得、プログラミングによるロボット操作などユニークな授業を取り入れ、「『楽しみ』から『学びたい』という意識を引き出す」(同校)ことが狙い。3年間の教育プログラムで、より高度なデジタル技術の習得を目指すとともに、入試に対応できる学力向上にもつなげたい考えという。
同コースの最大の特色は、デジタル技術に精通した専門家らを外部講師に招いた特別授業だ。年12回に渡って、デジタル機器を活用したより専門性の高い実践的な授業に取り組む。
本年度は、1年生28人が同コースを選択。5月26日の授業では、デジタル探究授業を手がけるBYD(東京都台東区)の井上創太社長らの指導の下、生成AIを活用したウェブサイト作りに挑戦した。
生徒一人一人が動物やゲーム、音楽、アニメなど自分が好きなテーマを設定。ウェブサイトの仕組みを学んだ上で、作成に当たって必要となる構成要素について、対話型生成AI「チャットGPT」などを駆使して基礎知識の習得に努めた。
授業を終え、岡崎花さん(15)は「将来必ず役立つと思って(同コースを)選んだ。パソコン音痴なので、とても難しいが、仕事で活用できるよう頑張って知識を習得したい」と決意。プログラミングなどに興味があるという照沼蒼大さん(15)は「チャレンジ精神でやってみたいと思った。将来ここで学んだ知識を生かして、自分の好きなことを世界に発信できたらうれしい」と笑顔を見せた。
今後の授業では、3Dプリンターによる制作活動やドローンの操作なども検討しているという。同校は「デジタル全盛時代に、高校生から関わりを深めておく意義は大きい」としている。











