地域全体で地元の飲食店を応援しようと、結城信用金庫(茨城県結城市)はグルメサイト「ユーシン地元めし」を開設した。県西地域を中心に、地元をよく知る同金庫の職員がお薦めの飲食店を紹介する。職員向けに食事代を補助する福利厚生も設けた。

サイトには現在、有名レストラン、地元の人に知られる定食屋やラーメン店、カフェなど86件が掲載されている。100件超を目標に、今後も増やしていく予定という。

各店舗の紹介記事に掲載された写真は職員自らが撮影している。料理だけでなく店の外観やメニューの写真を1～3枚ずつ載せ、店のPRポイントや感想など担当者からのコメントも付けている。

掲載店の対象地域は結城市や同県笠間市、栃木県小山市など同金庫の営業エリアが中心。すでに取引のある事業者だけでなく、サイトへの掲載をきっかけとして、新たな接点作りにも期待している。

このほか、職員の福利厚生として、掲載店での食事代を上限1000円で年2回まで補助する。

同金庫の担当者は「地域、職員、同金庫の3者が一緒に地元を盛り上げられる取り組み」と話す。

サイトは同金庫ホームページのバナーから見ることができる。