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若者の悩み 気軽に相談 つくば市「青のカフェ」開設 体や心、性… 専門スタッフ対応 茨城

大穂保健センターで月1回開設される相談カフェ=つくば市筑穂
大穂保健センターで月1回開設される相談カフェ=つくば市筑穂


茨城県つくば市は、同市筑穂1丁目の大穂保健センターに、思春期の若者が抱えがちな体や心、性に関する悩みを気軽に相談できる窓口「青のカフェ」を開設した。保健師や助産師など専門知識を持ったスタッフが対面や電話、メールで相談に当たる。予約不要の相談日も月1回設け、市は「悩みがあれば気軽に相談してほしい」と利用を呼びかけている。

北欧スウェーデンが発祥とされる「ユースクリニック」に当たる取り組み。同クリニックは「街の保健室」ともいわれ、家族や学校には相談しづらい体や性の悩みに対し、若者が安心して打ち明けられる。近年は国内でも開設が進み、実施主体は病院やNPO法人などが多いとされる。

市こども未来センターによると、青のカフェは5月から始まり、市内に住む10~20代の男女が無料で相談できる。「生理痛がつらい」「誰にも言えない悩みがある」「自分の体が心配」など、体や心、性に関する悩みに保健師や助産師が対応する。

相談方法は対面、ビデオ会議システムを用いたオンライン、電話、メールの4通り。対面とオンラインのみ予約が必要。対応時間は平日午前8時45分~午後4時半で、メールによる相談は24時間可能。

月1回の予約不要の相談日は大穂保健センター2階に「カフェ」を開設する。約58平方メートルの明るい室内に、話ができるスペースやパーティションで仕切った個別相談コーナーを設置。気軽に利用してもらいたいとの思いから、菓子やドリンクも用意する。

生理用品や避妊具などを置き、実際に手に取って見てもらうほか、体や性に関する書籍やDVDも準備し、正しい理解の啓発につなげる。担当の保健師は「10代、20代の心の支えになりたい。一人で悩まず、困っていることがあれば話を聞かせてほしい」と話している。

予約不要の相談日の本年度の日程は次の通り。

6月17日、7月29日、8月26日、9月9日、10月14日、11月4日、12月2日、1月20日、2月24日、3月17日。

問い合わせは大穂保健センター(電)029(864)7841。



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