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再活用服の魅力発信 下妻一高で衣装ショー 百貨店と連携 茨城

アップサイクルされた衣装を身にまとい、ポーズを決める生徒ら=下妻市下妻乙
アップサイクルされた衣装を身にまとい、ポーズを決める生徒ら=下妻市下妻乙


茨城県立下妻一高・付属中(同県下妻市下妻乙)は6日、不要な服を新たな商品にリメークしている大丸松坂屋百貨店(東京)と連携し、アップサイクルファッションショーを同校で開いた。生徒らは異なる柄や素材を組み合わせた個性豊かな衣装を身にまとい、堂々としたウオーキングを披露。アップサイクルファッションの魅力を発信した。

不要品に付加価値を付けて生まれ変わらせる「アップサイクル」について理解を深めようと、同校は昨年度から文化祭でファッションショーを実施。百貨店とのコラボは今回が初めて。

同社は、不要な衣類を回収し、デザイナーの手で新たな商品に作り変える取り組みを行っている。完成した商品は、サブスクリプション(定額利用)の「アナザーアドレス」で取り扱い、貸し出している。同校は今回、約80着を借り受けた。

同高生徒約80人がスタッフとなり、司会や演出などを手分けして担当。このうち約50人がモデルに挑戦した。同社から助言を受けた上で衣装を選び、モデル事務所の関係者に教わりながら歩き方を練習した。

この日はプロのモデルも加わり、体育館に設けられたランウエーで衣装を紹介。モデルがポーズを決めると、観客の生徒たちから大きな歓声が上がった。モデルを務めた同高3年、岡巧真さん(17)は、衣装について「皆が想像するような古着とは違い、新しいデザインに生まれ変わっている。環境問題の解決に役立つと思う」と話した。



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