競技の裾野拡大へ プロ指導者招き体験教室 茨城・水戸

市民にスポーツを親しんでもらおうと、水戸市スポーツ振興協会は7日、茨城県水戸市見川町の市総合運動公園で、プロの指導者らを招いた「プレースポーツみと2025」を開いた。子どもを中心に約1000人が野球やサッカー、バスケットボールなどの楽しさを体感した。
イベントは競技の裾野を広げることなどが狙い。未経験者や初心者を対象に、陸上やテニス、ソフトテニス、チアダンス、スナッグゴルフなど8種目で26教室を開いた。
このうち野球には未就学児から小学3年までの親子約160組が参加。講師はプロ野球巨人アカデミーコーチの東野峻さん(38)=同県鉾田市出身=などが務めた。子どもたちは捕球や送球、打撃の基礎を学び、試合形式のミニゲームで汗を流した。
水戸市立常磐小3年、森恵佑さん(9)は「楽しかった。守備では捕ってすぐに投げることが大切だと思った。これから少年団に入り、将来は大谷翔平選手のようになりたい」と充実の表情で話した。
東野さんは「『野球は楽しい』ことを教えられた。裾野を広げるために、今後も年齢関係なく、野球というスポーツを広めたい。地元の野球人口が増えることを願っている」と語った。