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児童、自然薯植え付け 地元農家が指導 北茨城・華川小 

自然薯の種芋を植える児童たち=北茨城市華川町上小津田
自然薯の種芋を植える児童たち=北茨城市華川町上小津田


茨城県北茨城市華川町上小津田の市立華川小(塙寿昭校長)の全校児童9人が4日、校内の畑に、同市の特産品・自然薯(じねんじょ)の種芋を植え付けた。児童たちは地元農家から指導を受けながら丁寧に作業。「今年も大きくなれ」と願いを込め、冬の収穫を心待ちにする。

植え付けは地域との触れ合いや特産品を知ってもらうことを目的に毎年実施。華川地区を中心に栽培を行う農家20人で構成する「北茨城自然薯研究会」が活動に協力している。

この日は同会の山縣英直さん(78)が訪問。山縣さんは同研究会のオリジナル品種「北茨城1号」や収穫しやすいよう農業用シートに包んだ状態で横向きに育てる栽培法などを説明した。その後、児童たちは約60グラムの種芋50個の定植に挑戦。手やスコップで芽や根が隠れるよう慎重に植えていった。

収穫は12月上旬ごろを見込む。山縣さんによると、半年間で平均500~600グラム、長さ約1メートルに成長するという。収穫した自然薯は児童が持ち帰る予定。

4年の鈴木衣知夏さん(9)は「優しく土をかぶせるのが難しかったけど、楽しかった」、6年の鈴木瑞季さん(11)は「どのように育つのか楽しみ。粘り気が強いので、特徴を生かした料理を作りたい」とそれぞれ話した。



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