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畑作業、親子が体験 サツマイモ苗植え 茨城・鉾田

サツマイモの苗植えを行う参加者ら=鉾田市上冨田
サツマイモの苗植えを行う参加者ら=鉾田市上冨田


鉾田市観光物産協会は7日、茨城県鉾田市上冨田で「畑オーナー」の苗植え体験会を実施した。県内外から約30人が参加し、サツマイモの苗を植えたり、新ジャガイモを収穫したりした。参加者は自分の畑のサツマイモの収穫を期待しながら、楽しそうに汗を流した。

「畑オーナー制度」はサツマイモ畑の区画のオーナーになれる制度で、今年で4年目。1グループ当たり苗30本分の畑が割り当てられ、収穫は約20キロを見込む。回数を重ねるごとに内容をブラッシュアップし、苗植えに加え、約2000平方メートルの農地に植えられた夏野菜の収穫、草むしりなど、土に触れる機会を主としたイベントになった。参加者は徐々に増えており、現在は半数以上が首都圏からだという。

この日はサツマイモ「紅はるか」の苗を植えた。参加者たちは専用の器具で自分の畑のビニールに穴を開け、そこに苗を差し込んでいった。新ジャガイモの収穫や、エダマメとトウモロコシの種まき、畑の看板作りも実施。併せて新ジャガイモの食べ比べや、メロンの試食も行った。10月下旬には、サツマイモの収穫を予定している。

昨年に引き続き2回目の参加となる埼玉県越谷市、会社員、大網康貴さん(34)は「子どもが土に触れる機会がないため、体験会に参加した。去年よりも子どもが積極的に苗植えを行っており、成長を感じることができて良かった」と話した。茨城県那珂市の菅谷小2年、中島大惺さん(7)は「苗を植えるのがとても楽しかった。収穫したら焼き芋にして食べたい」と笑顔を見せた。

同協会メディア総合戦略部の柳絢子さん(40)は「1年間の農業体験を通して、鉾田の野菜や観光を楽しんでほしい」と語った。



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