茨城県内梅雨入り 関東甲信、平年より3日遅く タチアオイしっとり鮮やか

気象庁は10日、関東甲信と北陸が梅雨入りしたとみられると発表した。関東甲信の梅雨入りは平年より3日遅く、昨年より11日早い。
水戸地方気象台によると、茨城県内は10日、北上する梅雨前線や湿った空気の影響で雨となった。今後1週間は曇りや雨の日が多くなる見込み。
同県那珂市後台の市道沿いでは同日朝、梅雨の季節に咲くタチアオイが雨でしっとりとぬれていた。タチアオイはアオイ科の多年草で、1.5~2メートルほどに真っすぐ伸びる。黄色の傘を差して登校する小学生や、レインコートを着用して自転車をこぐ高校生らが行き交う中、タチアオイが風に揺れると、鮮やかな花から雨粒がこぼれ落ちていた。