次の記事:男女トラブル仲裁の男性 包丁で胸刺され死亡 容疑で土木作業員の男逮捕 茨城県警竜ケ崎署 

マサバ燻製レシピ決定 海洋高試食会 エゴマ油で製品化 茨城・ひたちなか

製品化するサバの燻製のレシピを選ぶため、試作品を試食する県立海洋高の生徒ら=ひたちなか市和田町
製品化するサバの燻製のレシピを選ぶため、試作品を試食する県立海洋高の生徒ら=ひたちなか市和田町


茨城県産の魚の消費拡大を図る「いばらき地魚プロジェクト」で、県立海洋高(同県ひたちなか市和田町、岡田浩校長)が本年度、製品化を目指す「茨城産マサバの燻製(くんせい)」のレシピを選ぶ審査を兼ねた試食会が13日、同校で開かれた。アイデアを提案した海洋食品科3年生4人が8種類のレシピの試作品を食べ比べ、エゴマ油で漬けた燻製を製品化することを決めた。

同プロジェクトは「いばらき地魚取扱店認証委員会」(事務局・県漁政課)と食品流通のカスミ(同県つくば市)、水産加工の茨城水産(同県水戸市)、同校の4者が連携し、2022年度から取り組んでいる。同校は海洋食品科3年の「課題研究」に位置付けている。

本年度は4人のチームが「茨城を代表する魚でシンプルに付加価値を付けられる」として、マサバの燻製の製品化を提案した。

この日の試食会には、生徒たちと校長、課題研究の担当教員をはじめ、同認証委のメンバーの茨城沿海地区漁連や県漁政課の担当者などが参加。茨城産とノルウェー産のマサバをそれぞれ原料とし、漬け込む油を変えた計8種類のレシピの試作品を茨城水産が用意した。

食感、おいしさ、塩味、香り、生臭さの観点で点数を付け、生徒の評価で「茨城産のサバ・えごま油」の組み合わせが最高評価となった。

リーダーの岡隆之介さん(17)は「茨城産のサバは脂分が少ないと聞いていたが、悪くなかった。自分たちが提案した物のサンプルを試食し、方向性が出せたのは良かった」と感想を述べた。

製品化に向け、パッケージのデザインも生徒自ら考案する予定。カスミの県内の店頭などで今秋ごろの販売を目指す。



最近の記事

茨城の求人情報