笠間の施設、台湾を演出 28、29日 グルメ提供、演奏も 茨城

台湾テイストを味わいながら、多彩な食やイベントを楽しめる「門フェス~もんふぇす・門祭~2025」が28、29両日、茨城県笠間市笠間のかさま歴史交流館井筒屋で開かれる。施設の正面を台湾提灯(ちょうちん)で飾って門に見立て、くぐった先に広がる中庭には台湾料理を提供する屋台などを並べる。
主催は「笠間のまちと通りのこれからをみんなで考える会」(かさまち考)で、今回で3回目。台湾映画のモデルになった観光地「九份(きゅうふん)」の施設に井筒屋の外観が似ていることから、企画した。
台湾屋台は5台出店。飲食ゾーンに8店、キッチンカーは6台。焼き小籠包(ショウロンポウ)やルーローハン、カレーや焼きそばなどを提供する。占いやマッサージのほか、ミニカーやアクセサリーを販売するブースが16並ぶ。
PRブースでは台湾ビールを販売するほか、台湾陶器を展示、販売。ジャンプした写真の交流サイト(SNS)投稿や、えとにちなんだランタンのプレゼントなども行う。
ステージでは28日に市民団体がオカリナやハーモニカを発表。29日は笠間特別観光大使の安達勇人さんらが出演する。
かさまち考代表の沼田雄一郎さん(54)は「笠間なのに、匂いや雰囲気で台湾を味わえる異空間。家族総出で楽しめるようになっている」と来場を呼びかけた。
午前11時から午後8時半まで。入場無料。雨天決行。