議会傍聴向けに託児サービス 水戸市議会が開始 茨城

子どもがいる市民にも議会を傍聴して政治に興味を持ってほしいと、茨城県水戸市議会は16日、定例会の一部の本会議を傍聴する市民向けに、未就学児の無料預かりサービスを始めた。
対象は生後6カ月以降の未就学児。さまざまなおもちゃが用意された部屋で、市内の育児ボランティアが面倒を見てくれる。9月の定例会以降も一般質問や会派の代表質問、議案質疑が行われる日に限って実施する予定という。
初日は市民2人が利用。体温など体調確認を済ませた子どもを預け、一般質問を傍聴した。「議会に来たのは初めて」という生後10カ月の三男を預けた市内の女性(34)は、主に5歳児健診を巡るやりとりに注目。「子どもを育てていると不安に思うことがたくさんある。こういうふうに議会で話し合ってくれていることを知り、安心した。良い気分転換にもなった」と笑顔を見せた。