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児童、かかしづくりに挑戦 北茨城・中妻小 老人クラブが指導

製作したかかしを見上げる児童たち=北茨城市華川町中妻
製作したかかしを見上げる児童たち=北茨城市華川町中妻
かかしの顔を描く児童たち=北茨城市華川町中妻
かかしの顔を描く児童たち=北茨城市華川町中妻


地元の老人クラブと稲作に取り組む茨城県北茨城市華川町中妻の市立中妻小(小菅瑞彦校長)の児童たちが12日、かかし作りに挑戦した。「中妻老人クラブ寿会」会員の指導を受けながら、3~6年生28人が竹やわら、古着を使って組み立て、顔を描いた。続いて、完成したかかしを水田に飾り付け、秋の豊作を願った。

同校では食育の一環として、同クラブ協力の下、近くの水田でもち米の苗植えや収穫体験を実施。鳥による食害を防ごうと、前年のわらを活用し、かかし作りも行っている。

この日は3班に分かれて作業。児童たちは訪れた会員10人から手ほどきを受けながら、十字に組んだ竹に上着やズボン、スカートなどを着せた。その上で、服の中にわらを詰め胴体を整え、ひもで固定。最後に、フェルトペンで顔を描き、険しい表情や柔らかな表情をした個性的な3体のかかしをを完成させた。

その後、高さ約3メートル、横1.5メートルのかかしを協力して、水田に運搬。自分たちが植えた稲を守るため、田んぼを取り囲むように設置した。

5年、馬上晴翔(もうえはると)さん(11)は「わらを入れたり、顔を描くのが楽しかった」と感想。同、佐々木瑠莉さん(10)は「(かかしに稲を)守ってもらい、おいしいもち米に育ってほしい」と話した。



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