コメの流通拠点整備 つくばみらい市、27年開業目指す 茨城

茨城県つくばみらい市は、コメの保管、精米、配送をワンストップで行う施設「米流通拠点」を整備する。ふるさと納税返礼品などで需要が高まる同市産コメの精米能力を高め、販路拡大や流通促進につなげるのが狙い。2027年の開業を目指している。
整備地は、同市北部の福岡工業団地に隣接する5241平方メートル。施設は延べ床面積約2千平方メートルで、備蓄庫や精米機械室、直売所などを設ける。精米機は2台導入し、1日当たり約10トン、年間で2400トン程度の生産量を見込む。最大保管量は960トン程度。運営は民間事業者が担う。
27年の供用開始に向け、本年度は用地購入や地質調査、実施設計などを策定。26年度は造成・建設工事を進める。
総事業費は約10億円。このうち半分は国の交付金で賄い、残りは交付税措置と一般財源を25%ずつ充てる。市によると、一般財源分は施設を借り受けた民間事業者からの賃料で回収するという。土地代6818万円はふるさと納税による寄付金と財政調整基金を活用する。
市産業経済課によると、ふるさと納税返礼品として同市産コメの人気が高まる一方、精米作業に時間がかかり、供給体制が追い付かないという課題があった。担当者は「行政側が精米機など設備投資を行い、民間事業者に貸し出すことで課題解決につなげたい」としている。