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夏本番へ 桐下駄作り 茨城・筑西

手際よく鼻緒を取り付けていく桐乃華工房の猪ノ原武史代表(右)ら=筑西市関本上
手際よく鼻緒を取り付けていく桐乃華工房の猪ノ原武史代表(右)ら=筑西市関本上


夏本番を前に、75年続く茨城県筑西市関本上の桐乃華工房で、茨城県の伝統工芸品の桐下駄(きりげた)作りが最盛期を迎えている。19日、同工房では丁寧な手作業が見られた。

材料のキリは、県北地域などで伐採した原木を一定の大きさに切り取り、3~4カ月乾燥させアクを抜く。工房の作業所では、それを慎重に下駄の形に削り、手際よく鼻緒を付けていた。

桐下駄は軽くて柔らかく肌触りが良いのが特徴で、同工房では力士や歌舞伎役者用の下駄も作っている。ピーク時には1日約1500足を出荷するという。

代表の猪ノ原武史さん(47)は「若者に興味を持ってもらい、次世代に残せるような下駄を作れるよう日々研究している」と話した。



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