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参院選「7月20日」投開票まで1カ月 茨城選挙区 現新8人が準備

駅前で街頭演説する立候補予定者(右)=龍ケ崎市内(画像の一部を加工しています)
駅前で街頭演説する立候補予定者(右)=龍ケ崎市内(画像の一部を加工しています)


参院選は「7月20日」投開票まで1カ月を切った。公示は3日で、与野党は準備を加速させる。茨城選挙区(改選数2)は、現新8氏が立候補を表明し、選挙戦に向けた準備を進めている。

立候補を予定しているのは、自民現職の上月良祐氏(62)と立憲民主現職の小沼巧氏(39)、元洋菓子職人で維新新人の北崎瀬里奈氏(35)、政党役員で共産新人の高橋誠一郎氏(30)、会社役員で参政新人の桜井祥子氏(41)、会社員で政治団体「NHK党」新人の酒井明男氏(49)、会社員で政治団体「日本改革党」新人の石井憲一郎氏(58)、医師で無所属新人の牧山康志氏(64)。

このほか、茨城県関係の比例代表候補として、維新が取手市議で新人の石井めぐみ氏(45)、国民民主が前取手市長で新人の藤井信吾氏(65)をそれぞれ擁立している。

■参院選茨城選挙区の立候補予定者(二-8)
上月良祐  62 元経産副大臣 自現(公推)
小沼巧   39 特別委理事  立現
北崎瀬里奈 35 元洋菓子職人 維新
高橋誠一郎 30 政党役員   共新
桜井祥子  41 会社役員   参新
酒井明男  49 会社員    諸新
石井憲一郎 58 会社員    諸新
牧山康志  64 医師     無新
(参院勢力順、数字は年齢、推は推薦、敬称略)

■参院選目前、決戦モード 茨城県内新人 知名度アップに懸命 現職は国会審議備え


通常国会は今週末、閉幕を迎える。参院選は「7月20日」投開票まで1カ月を切り、茨城選挙区(改選数2)では20日、現新8人が決戦モードへギアを上げた。現職が週末の21日に開かれる異例の国会審議に備える一方、新人は知名度アップへ向け、街頭演説や地域あいさつ回りのほか、若者への関心を促そうと交流サイト(SNS)を使った訴えを強めた。


自民現職の上月良祐氏(62)は少数与党の今国会で、党農林部会長として食料・農業・農村基本計画の策定に注力。「選挙戦でも地域経済の活性化を訴える」と意気込む。週末の国会審議のため、21日の会合をオンラインに切り替えるなどし、決戦に備える。

立憲民主現職の小沼巧氏(39)は野田佳彦代表が石破内閣不信任決議案の提出を見送ったことに「それによってガソリン税の暫定税率廃止法案が衆院で可決された」と理解を示した。21日は午前中のみ地元の集会に参加し、午後から国会審議に臨む予定だ。

維新新人の北崎瀬里奈氏(35)は出身地の茨城県鹿嶋市のほか、同県鉾田、潮来、神栖の3市であいさつ回り。支持者らに選挙運動の協力を求めるとともに、「社会保険料の無駄をなくして手取りを増やし、子どもたちの学びの環境を広げる政策を実現する」と訴えた。

共産新人の高橋誠一郎氏(30)は同県水戸市内の事務所で、党や自身の主張をSNSで発信するため、動画作成の作業を続けた。若年層への支持拡大を図るほか、街頭での活動にも力を入れ、「消費税の減税などを強く訴えていく」と強調した。

参政新人の桜井祥子氏(41)は夕方の帰宅ラッシュに合わせ、JR常磐線の龍ケ崎市駅と牛久駅で街頭演説を行った。駅利用者に向けてビラを配り、「消費税の段階的な廃止や社会保険料の見直しで、まずは国民の生活を豊かにする」と訴えた。

政治団体「NHK党」の新人、酒井明男氏(49)はSNSなどで選挙活動の支援者を募り街頭演説の準備を進め、「受信料制度の在り方を訴える」と述べた。

政治団体「日本改革党」の新人、石井憲一郎氏(58)は街頭には立たず、SNSで党の公約を発信。消費税減税など「日本人のための政治実現」を訴えた。

無所属新人の牧山康志氏(64)は立候補の届け出に必要な書類や選挙公報などを作成し、「選挙準備を早く進める」と述べた。



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