大平工務店 自己破産申請へ 負債1億2800万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は23日、土木工事業者の大平工務店(茨城県笠間市南友部)が20日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約1億2800万円。
同社は1964年4月創業。地元官公庁の道路改良や排水路整備など土木工事のほか、個人から請け負った駐車場整備などを手がけた。大口案件を得た2001年6月期には年売上高約1億6500万円を計上した。
だが、公共事業の減少や同業者との競合で受注が減少し、22年6月期の年売上高は約4000万円まで落ち込み、収益性も悪化。業況の改善が見通せず、大幅な債務超過に陥り、事業継続は困難と判断した。