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常総市、公共施設移転・改修へ 老朽化の水海道地区 利便性向上、子育て環境充実図る 茨城

複合施設(右上)と市民の広場の整備イメージ
複合施設(右上)と市民の広場の整備イメージ
複合施設に改修されるスーパーの空き店舗=常総市水海道宝町
複合施設に改修されるスーパーの空き店舗=常総市水海道宝町


茨城県常総市は、老朽化が進む同市水海道地区の公共施設の移転・改修事業に乗り出した。利便性向上や子育て環境の充実を図るのが狙い。本年度は水海道公民館と水海道児童センター、民間テナントで構成する複合施設を整備し、2026年度の供用開始を予定する。

移転・改修の主な対象は水海道公民館、水海道児童センター、市民の広場、市保健センター、市民コミュニティホール(旧報徳銀行)。事業は29年度までの5年間で進める。市はこれまでに、市民参加のワークショップなどを開き、市街地整備の方向性について検討していた。

複合施設は水海道宝町のスーパー空き店舗(平屋建て、延べ床面積約2千平方メートル)を改修して整備する。公民館と児童センター、民間テナントのほか、椅子やテーブルなどが置かれた屋内広場を設ける。運営は指定管理者が行う。

複合施設に隣接する市民の広場は、芝生や植栽を整備するほか、遊具やベンチを設置。複合施設と一体的な利用を促す。

市保健センターは水海道諏訪町の市役所本庁舎南側にある第1分庁舎を解体し、移設。こども家庭センターも設置する。

市民コミュニティホールは電気設備や機械設備の改修、耐震補強工事を実施。隣接するポケットパークは公園に改修する。

資産活用課によると、本年度は複合施設の工事のほか、各施設の基本設計などに着手する。市は本年度当初予算に事業費として約12億9608万円を計上した。同課は「まちなか再生やにぎわい創出につなげたい」としている。



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