次の記事:部下の男性に暴行、死亡させる 容疑で上司2人逮捕 懇親会でトラブルか 茨城県警【まとめ】 

全て水質基準クリア 茨城県内16海水浴場調査



茨城県内の海水浴場について、県は24日、水質調査結果を公表し、調査した16カ所全てで国の水質判定基準をクリアしたと発表した。15カ所が水質の良好な「AA」「A」判定で、残る1カ所も問題のない「B」判定だった。昨年より「B」判定が減少しており、県環境対策課は「昨年より良い状態になっている」としている。

調査は4月15日~5月15日に実施。ふん便性大腸菌群数▽油膜の有無▽化学的酸素要求量(COD)▽透明度▽腸管出血性大腸菌O-157-の5項目を調査した。

この結果、全ての海水浴場で油膜は確認されず、O-157も不検出で、透明度も1メートル以上の「全透」だった。

ふん便性大腸菌群数は不検出が「AA」、100ミリリットル当たり100個以下が「A」で、同400個以下の「B」はなかった。

CODの「A」は1リットル当たり2ミリグラム以下で、「B」が同5ミリグラム以下。今回の検査では同1.3~2.1ミリグラムだった。

県観光誘客課によると、今年は8市町の16海水浴場が開設予定。海開きは日立市が7月12日、北茨城市が同18日、残る高萩、ひたちなか、大洗、鉾田、鹿嶋、神栖の6市町は同19日となっている。

このうち、鉾田市の大竹海岸鉾田海水浴場は昨年、波による海岸浸食の拡大で開設を見送ったが、2年ぶりに開設される。

海水の放射性物質濃度と砂浜の空間放射線量率の調査結果も公表した。同調査は県内16海水浴場と1海岸で、5月9~20日に実施。放射性物質はヨウ素131、セシウム134と137、トリチウムのいずれも全地点で不検出。砂浜の空間放射線量率も毎時0.03~0.05マイクロシーベルトで、問題はないとした。



最近の記事

茨城の求人情報