参院選向け署長会議 「取り締まり徹底へ」 茨城県警

7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、茨城県警は24日、同県水戸市笠原町の県警本部で署長会議を開き、各署長や本部の部課長ら約120人が選挙違反取り締まりの徹底を確認した。
滝沢幹滋本部長は「県民の期待に応えられるよう、悪質な違反を徹底して取り締まり、選挙の公正の確保していただきたい」と訓示。前回の参院選期間中に街頭演説していた安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件や、2023年の衆院選で岸田文雄前首相の演説会場に爆発物を投げ込まれた事件に触れ、「要人に対する襲撃事件を二度と起こさせない決意の下、警護を徹底する必要がある」と訴えた。
特定の組織に属さず、単独でテロなどを起こすローン・オフェンダー等の対策について、県警は新たに刑事部門だけでなく、各署の警備課にも司令塔を配置し対策を強化。「職務質問や事件、捜査を通じ、違反行為の兆しとなる情報把握に努め、迅速に共有していただきたい」と述べた。