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メロンの病害 茨城県内で初確認 アブラムシ媒介 ウイルス感染で葉が黄色に

黄化症状が見られるメロンの葉(県病害虫防除所提供)
黄化症状が見られるメロンの葉(県病害虫防除所提供)


茨城県病害虫防除所は26日、メロンの葉が淡く、黄色くなる病害が県内で初めて発生したと発表した。病名はないが、アブラムシを介して、ウリ科野菜にウイルス「CABYV(キューカビット アファイドボーン イエローズ ウイルス)」が感染する。国内での発生は今回を含め5例目。同防除所は農業者へ注意を呼びかけている。

同防除所によると、鹿行地域のハウス栽培のメロン畑で5月、葉の緑色が淡く、黄色くなる症状が認められた。県農業総合センター園芸研究所で遺伝子診断を行い、同月中旬に感染が判明した。

メロンの葉が黄色く変化する他の病気や生理障害もあり、同ウイルスに感染しているかの見極めが難しいことから、同防除所は「葉が黄色くなるなどの症状が見られたら、地域の農業改良普及センターへ相談してほしい」と呼びかける。

同ウイルスは1988年、フランスでキュウリやメロンなどで初めて発生が確認され、以降、40カ国以上で被害を及ぼしている。国内では昨年、京都府のキュウリで初めて報告され、その後は滋賀県でキュウリとメロン、福島県と大阪府でキュウリでの発生が確認されている。



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