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最終精算見込み2万6600円 24年産県産コシヒカリ60キロ JAグループ茨城公表

2024産米の概算金について経過などを公表した八木岡努会長=水戸市梅香
2024産米の概算金について経過などを公表した八木岡努会長=水戸市梅香


JAグループ茨城(八木岡努会長)は27日、2024年産の茨城県産コシヒカリの最終精算見込み額が60キロで2万6600円(県域共同計算)になると発表した。同県水戸市内で開かれた定例会見で明かした。概算金や追加払いを含めた最終精算見込み額を公表するのは初。八木岡会長は額について「全国でもトップレベルになると思う」と述べた。

会見では、生産費の上昇や民間集荷相場の高騰を背景に挙げ、24年産米の概算金の価格決定の理由や2度にわたる追加払いについて説明した。

小泉進次郎農相からの「買い取り」方式の要望を巡っては、今年から新たに開始する長期5年契約や概算金などの選択肢があることを挙げた。八木岡会長は「農業者に選んでもらい、手取り額の最大化につながればいい」と述べた。

さらに、生産費が約1万6千円(60キロ当たり)かかることを挙げ「最低でも(販売価格が)2万円を割らないようにしていかなくてはいけない」とした。

会見では決算も報告され、24年度のJAグループ(県内17JA合計)の事業総利益は前年対比3.3%減の334億6200万円だった。人件費増加が響いた。



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