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母子 キャンプで笑顔 たき火囲み、防災学ぶ 「ラーケーション活用を」 茨城・鉾田

たき火を囲みながらアンラッキー後藤さん(左端)の話を聞く参加者=鉾田市安房
たき火を囲みながらアンラッキー後藤さん(左端)の話を聞く参加者=鉾田市安房


母と子で参加するキャンプイベント「母子キャンDAY」が28日、茨城県鉾田市安房のキャンプ場「ほこたBASE」で開かれた。元お笑い芸人で防災士のアンラッキー後藤さんが主催し、県内外の6家族など約25人が参加。母と子が協力しながらテント設営や料理、たき火に取り組み、アウトドア体験を楽しんだ。

同イベントは、体験活動を理由に児童生徒が欠席とならずに学校を休める日を設定する「ラーケーション」制度の活用方法として、キャンプを提案するもの。「家族全員で休みを取るのが難しいなら、まずは母親と子どもでキャンプができないか」という考えの下、後藤さんが企画した。父親が参加できなくても、母親と子どもで協力し、キャンプを体験することが狙い。

この日は母子に加え、家族での参加もあった。協力してテントを立てた後、ひょうたんランプづくり、たき火を囲んだ女子トーク、後藤さんによる防災トークショーなどを楽しんだ。

家族3人で参加した千葉県柏市、小学校事務員、須藤聡美さん(47)は「娘がテントやたき火を体験したいと言っていたので参加した。母子キャンというコンセプトも気に入っている。今後も娘と一緒に防災知識や災害への対応を学びたい」と笑顔を見せた。

後藤さんは「母子キャンを通して、母親のかっこいい部分を子どもに見せることができる。多くの母親がキャンプのスキルを身に付けられるよう、今後もイベントを開催していきたい」と継続への意欲を語った。

同所で母子キャンを開催するのは今回が初。同キャンプ場を経営する堀口実さん(56)は「キャンプには防災に必要な技術が詰まっている。キャンプを通してラーケーションの間口を広げることができれば」と話した。



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