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マイナ免許証 茨城県内全署で 申請窓口拡大、8月から

県警運転免許センターのマイナ免許証窓口=茨城町長岡
県警運転免許センターのマイナ免許証窓口=茨城町長岡


マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の取得・切り替え手続きについて、茨城県警は8月1日、県内全ての27警察署と、つくば北、那珂湊の2警察センターで対応できるようにする。これまで7カ所だった申請先の窓口を拡大し、希望者の利便性を向上させる。

県警によると、マイナ免許証を含む運転免許の更新者に対し、県内全署で即日交付できるようにするのは全国で初めて。

マイナ免許証はマイナンバーカードのICチップに、免許の種類や有効期限などの情報を記録したもの。マイナ免許証に切り替えるか、従来の免許証をそのまま保有するか、両方保有するか選択できる。

申請先は現在、同県茨城町にある県警運転免許センターと、太田、神栖、牛久、つくば、古河、取手の各警察署の7カ所に限られる。8月1日からは同センターと全27署、つくば北、那珂湊両警察センターの30カ所となる。

全署運用に向けて、県警はこの間、各署で手続きを担当する職員を免許センターに派遣するなどして準備を進めてきた。運転免許を持つ人は県内に約200万人いるが、更新時期を今年迎える人が多いことから、窓口が混雑する8月のお盆前に全署運用を始める。

県警運転免許センターによると、マイナ免許証は3月24日に運用が始まり、4月末時点で県内の保有者数は8386人。このうちマイナ免許証のみ保有が2405人で、約7割の5981人は従来の免許証とマイナ免許証の「2枚持ち」を選択した。

マイナ免許証を巡っては、システムが改善される予定の今秋ごろまでは、取得後にマイナカードを更新した場合、免許情報が引き継がれない。このため、警察庁はマイナカードの更新後に免許情報を一体化するよう呼びかけている。

県警は各警察署と警察センターの免許窓口の受付時間も8月1日から、平日の午前8時半から午後4時までに変更する。



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