下妻にエバラ新工場 28年度稼働へ 茨城
調味料食品の製造販売を手がけるエバラ食品工業(神奈川県横浜市、森村剛士社長)は30日、茨城県下妻市内の工業団地に新工場を建設するため、同市開発公社と工業用地取得の土地売買契約を締結したと発表した。敷地面積は同社の自社工場で国内最大となる約6万1125平方メートル。同社は新工場を国内製造体制の拠点とする予定で、2028年度の操業開始を目指す。
建設予定地は5月に造成工事が完了した「しもつま中央工業団地」。取得額は約21億円。同社によると、交通の利便性が高く、敷地が広大なことなどを理由に進出を決めた。工場名は「茨城工場」(仮称)。従業員数や製造品目などは今後検討する。
新工場の設立は、同社の製造体制再編の一環。国内工場の老朽化に対応するとともに、長期ビジョンで掲げた「製造体制の変革による大量生産から多品種少量生産までの対応力UP」の実現を目指す。
国内工場は栃木、岡山、群馬県にあり、最も古い1980年設立の群馬工場は2027年3月に操業を停止する予定。群馬工場の操業停止と並行して新工場建設を進める。










