スコットランド・プレミアリーグでセルティックのFW前田大然(27)が1日、茨城県城里町小勝のアツマーレでJ2水戸の練習に参加した。水戸に在籍した2017年以来初となる練習参加で、「現在首位の素晴らしいチームと、素晴らしい環境で練習させてもらった」と穏やかに語った。

前田はセルティック所属4年目の昨季、公式戦33得点でクラブをリーグ3連覇に導き、自身初のリーグ年間最優秀選手(MVP)に輝いた。今夏の去就にも注目が集まる中で、「自分自身どうなるか分からないが、まずはキャンプでしっかり体をつくりたい」と話した。

5月の昨季最終戦から約1カ月間のオフを経て、水戸で練習を再開した。この日は主力陣とともにほぼ全てのメニューを消化。シュートゲームでは切れのある動きを披露し、強度の高いランメニューでは淡々と上位を走り抜いた。始動3日目の現状に「全然まだまだ」と自己分析したが、森監督は「やっぱり初速が速い。スピード感はさすが」とうなっていた。

水戸は現在、クラブ記録で17年以来の13試合連続無敗とし、首位を走る。過去、複数クラブで優勝経験のあるアタッカーは「(記録を)超えてほしい。必ずどこかで困難が訪れるが、チームが同じ方向を向くことができれば、J1昇格がかなう」とエールを送った。

練習後は訪れたサポーターに対し、笑顔でサインや写真撮影に応じる姿も見られた。今後は2日の非公開練習にも参加する予定。

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