淡いピンク色 大賀ハス見頃 茨城・古河

茨城県古河市鴻巣の古河総合公園(古河公方公園)で「大賀ハス」が見頃を迎えた。園内の池約3000平方メートルに淡いピンク色をした大きな花が咲き、来園者を楽しませている。見頃は7月半ばまで。
大賀ハスは、古代ハスの一種。植物学者の大賀一郎氏が1951年、千葉県千葉市の縄文時代の遺跡から種を発見した。同公園が75年に開園した際、千葉市から根茎2本を譲り受けた。
公園を管理する古河市地域振興公社によると、今年は6月12日に開花が始まった。夜明けともに咲き始め、午前9時ごろには満開となるという。
1日は朝早くから見物客が訪れていた。埼玉県久喜市栗橋の人見珠代さん(55)は「ハスの花が開く朝の静かな時間が好き」と話し、お気に入りの花の姿をスマホのカメラに収めていた。