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閉校跡地の利活用者募集 茨城・五霞町 「地域活性化に」 隣接公園と一体的に

跡地の利活用を図る民間事業者を募集している旧五霞東小=五霞町江川
跡地の利活用を図る民間事業者を募集している旧五霞東小=五霞町江川


茨城県五霞町は、昨年閉校となった五霞東小(同町江川)跡地と隣接する、ごかみずべ公園を一体的に利活用する民間事業者をプロポーザル方式で募集している。選定した事業者に土地と建物を貸し出す。町は「民間の力を借り、地域の活性化につなげたい」と話す。7月22日から8月8日まで受け付ける。

事業は、公共施設の民間資金活用による社会資本整備(PFI)の一環。民間事業者の専門的なノウハウや自由なアイデアを導入し、跡地の有効利用を図る。

同校は敷地面積約2万1103平方メートルで、校舎3棟、体育館、プールなどがある。隣接するごかみずべ公園は敷地面積約2万4387平方メートルで、ため池や芝生広場、グラウンドゴルフ場などを備える都市公園。

施設がある一帯は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)五霞インターチェンジ(IC)から車で数分にあり、国道4号バイパス沿いの「道の駅ごか」にも近い。町は「都心50キロ圏内で、圏央道と国道4号バイパスが利用できる。アクセスに優れている」と立地性を説明する。

応募できるのは、単体の法人や団体、複数の団体などで構成されたグループ。賃貸借期間は、学校跡地が10年以上30年未満。公園は10年以内としている。貸与料の基準額は学校跡地が年655万8804円としているが、提案内容により基準額を下回る価格も可能とする。公園は無償で貸し出し、契約終了後に原状回復し返還する。要項は町のホームページで公開している。

同校は少子化を受け2024年3月末に閉校。五霞西小と統合して町内唯一の五霞小が誕生した。これまで同校跡地の利活用については、町民アンケートやサウンディング型市場調査などを実施してきた。

知久清志町長は「民間の優れたアイデアを期待している。交通アクセスに優れた場所であり、利活用により、町の交流人口増や観光振興につなげたい」と話した。



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