幸せの前兆? 双頭蓮 江崎さん方で開花 「咲いてうれしい」 茨城・桜川市

茨城県桜川市真壁町亀熊の江崎信一さん(71)方で2日までに、ハスの茎1本に二つの花が咲いた。「双頭蓮(そうとうれん)」と呼ばれ、珍しい現象とされる。江崎さんは「大事に育ててきた。咲いてうれしい」と顔を輝かせた。
花はいずれも直径約10センチで、かめの中から伸びた茎の先に背中合わせで咲いている。江崎さんは朝晩の水やりを欠かさず、茎が折れないように支柱を添えるなど大切に育ててきた。同県水戸市植物公園によると、双頭蓮は50~100年に1度咲くとされ、「幸せの前兆」ともいわれる。
江崎さんは約20年前から園芸を趣味としてきた。ハスは昨年、近隣住民から株分けをしてもらったものという。双頭蓮について「開花するまでは何とか無事にと気を使ってきた。ほっとしている」と目を細めた。江崎さんによると、あと数日は観賞を楽しめそうだ。