コウノトリ ひな4羽巣立つ 茨城・行方で営巣、3年連続

茨城県行方市は4日、同市山田で営巣している国の天然記念物コウノトリのひな4羽が巣立ったと発表した。同市での巣立ちは2023年から3年連続となる。
市環境課によると、親鳥の雄は徳島県生まれの「海(かい)」、雌は島根県の「八雲(やくも)」。山田地区に設置された人工巣塔に巣があるのを2月28日に発見し、近くに設置したカメラの映像で3月27日に卵4個を確認した。
4月19日ごろに雄と雌各2羽がふ化し、6月23、24日に飛び立った。
市の担当者は「コウノトリを見かけたら、150メートル以上の距離を取り、静かに見守ってほしい」と話している。市は今後、ひなの愛称を募集し、決まり次第発表する。